びしょの日記 (vipshota’s diary)

これはショタコン的視点からの雑多な日記帳です。まじめな記事が5割、ふまじめな記事が5割でできています。将来黒歴史になる予定です。

ブラック企業はヤクザと同じ法で取り締まれ

toyokeizai.net

この記事を見て、給料や仕事をタテに取り労働者を奴隷のように扱うブラック企業と、違法な行為で金を稼ぐヤクザと何が違うのか、とふと考えてしまった。

ヤクザ(暴力団)の力の源は、その名の通り暴力である。様々な違法・合法行為において、最後は(違法な)暴力で解決する力を持っているということが、金を稼ぐ際の根っこにある。だから、刑務所に入れられたとしても舐められるよりはまし、という発想が生まれてくるし、そこに恐怖の源もある。

一方、ブラック企業の力の源は、業務命令と給料である。労働者が楯突いてきたときに、違法な業務命令や社会正義にそぐわない給料変動によって、労働者を従わせることができると思っている。さらに、経営者はこれら行為において労働基準監督署等から業務改善命令を出されるかもしれないが、実際に経営者が収監されることは稀である。

ヤクザがなぜ生まれるのかというと、そこには貧困があり、差別があり、離別がある。これは社会全体が抱える闇であり、ヤクザが吸収しなければ、この闇が各地に拡散するだけで、何も解決したことにはならない。では、ブラック企業がどの社会の闇を吸収しているのかというと、安いコストで請け負う業務とか、不人気だけれども誰かはやらなければならない仕事とか、そういうものかと思いきやそうでもない。

ブラック企業の問題は、やはり頭(経営者)にあるのだろう。上が変わる意思がないのに、下がユニオンだ労働組合だと騒いだところで意味がない。変化は両者の歩み寄りでしか訪れない。そして問題の根っこは社会の闇などではなく、経営者の頭の悪さが原因なのだから。

最近その流れを見せているが、僕はブラック企業を「反社会勢力」として取り締まるべきであると考える。そうするには民法やら刑法やらの様々な壁があるのかもしれないが、違法な行為で金儲けをするブラック企業は、違法な行為で金を稼ぐヤクザと何も変わらないはずだ。「ブラック企業」などとやんわりした言い方ではなく「反社会企業」と言うべきではないだろうか。