びしょの日記 (vipshota’s diary)

これはショタコン的視点からの雑多な日記帳です。まじめな記事が5割、ふまじめな記事が5割でできています。将来黒歴史になる予定です。

映画「二ノ国」感想 (ネタバレあり・閲覧注意)

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原題: 映画「二ノ国」感想 今年のワースト映画最有力候補の理由は? (ネタバレあり)

今年約14本目の映画。そして、ぶっちぎりのワースト映画候補だった。

ネタバレあるので気をつけてね。

  • テンポが悪い。脚本が悪い

とにかくストーリーのテンポが悪い。起承転結でも、序破急でもない。のっぺりとしたストーリー展開に僕は退屈を隠しきれなかった。すべては脚本のせい。

  • セリフが不自然

台詞を考えた人たちは、高校生が普段どう喋ってるのか聞いたことがあるのだろうか。高校生にしては不自然な言い回しが多く、殆どの受け答えも不自然だった。外国語から翻訳したセリフの方がまだまし。

  • 設定が意味不明

ゲームが原作であることも、国が二つあってそれらが干渉していることもなんとなくは分かった。だが、魔法が何なのか、国を行き来する条件は何かなど、何もかも説明不足で論理矛盾が多かった。細かい設定だけでなく、根幹となる原理原則の矛盾も気にせず楽しめる人でない限り、設定の不可思議さに恐れ慄くだろう。

  • 声が悪い

素人声優でも2時間も経てば慣れてくるものだが、今回は最後まで慣れなかった。王女の声が最悪だった。あんな王女いるわけがない。

  • 演出のクオリティが極めて低い

作画数を減らすため、背景を動かさず、水面は適当なCGだったが、映画でそれはありなのかと。キャラクターの動きも直線的で、人形劇かのようだった。

  • 適当過ぎる対立軸

主人公が対立する原因が全くもって意味不明。ストーリーの根幹なのに、ガバガバ設定でドン引きである。

  • 足が悪い説明が皆無

「主人公の一人は元々二ノ国の住民だった」ってオチだけど、足が悪い説明も、二ノ国で足が悪くない説明も皆無。伏線回収して終わりじゃなく、新しい謎をバラ撒きながらのオチで、そんなのオチとは言わない。

  • 1ヶ月寝てたのに突然起きて動ける主人公

病院に行って寝たきりの患者を観察してきたらどうだい?

  • 良い音楽を無駄にする使い方

ところどころの劇伴は良かった。しかし、その劇伴を使う必然性や、前後の繋ぎが不自然で、劇伴の良さを殺してやまない演出だった。

とにかく、映画に慣れている人はこの映画は絶対見ないほうが良い。1800円をドブに捨てたほうがまだお金が救われる。そんな作品だった。