びしょの日記 (vipshota’s diary)

これはショタコン的視点からの雑多な日記帳です。まじめな記事が5割、ふまじめな記事が5割でできています。将来黒歴史になる予定です。

ペンギン・ハイウェイの感想2

僕は自分のことをたいへん賢い人だと思っていた。 同時に、同じ映画を同じ映画館で一人で3回も見る人を賢いとは思わなかった。 なので、僕はどうも賢い人でなかった可能性があるのだ。

では、感想を始めたい。今回は小ネタが多数である。 おおいにネタバレがあるので、また見ていない人でネタバレを見たくない人は回れ右をして帰ること。

vipshota.hatenablog.com

アオヤマ君の誕生日について

アオヤマ君の誕生日は2月19日である。 劇中で、20歳になるまでに閏年が3回あると書いていた。 劇がはじまる6月29日から3888日経つまでに、閏年は3回または2回訪れるが、3回とノートに書いてあったので、2月19日で確定である。

劇中では小学4年生、9歳である。

閏年が3回ある例
2018年6月29日
2020年 閏年
2024年 閏年
2028年 閏年
2029年2月19日

閏年が2回ある例
2020年6月29日
2024年 閏年
2028年 閏年
2031年2月20日

525円のおっぱいケーキ

消費税はまだ5%なようだ。

因果関係のはなし

3回目で確信したが、コウモリを出したことの意味は、伏線でもなんでもない。 なぜなら、その直後にコウモリを出した理由をアオヤマ少年が解決したからだ。 つまり、外が暗いとコウモリ、外が明るいとペンギンという因果関係に気づくために必要な観測であり、隠しておいて後でまとめて回収される類いの伏線ではない。

絶食のシーンも同じだ。人は食べないと平気ではないことを自分で実証し、かつ人は必ず死ぬという妹との会話から、お姉さんは人間ではないという結論に結びついた。

何にしても、この映画(小説)は、伏線の早さに定評がある。 次のシーンで回収される様な伏線は伏線ではないので、これらは観測と考察である。 観測を重ね、すぐに考察し次に進む。それがこの映画の基本である。

海辺のカフェ

コーヒー250円。安いね。

チェスに勝つ

アオヤマ君はハマモトさんにチェスに勝って研究の秘密を教えてもらった=認めてもらったので、 スズキ君はハマモトさんに勝てれば付き合ってもらえるということなのだろうか。将来が気になる。

未練

お姉さんの未練は結局何だったのだろう。 もちろん劇中では明記されていないけれど、アオヤマ君が謎を解くのを気になったんだろうなとは思う。

本当の大人になる

「僕は大人です」と言い切った少年が、最後に「本当の大人になる」と言ったこと、これが成長であると僕は思う。 このひと言が、僕の心をぐっと引き寄せてくれる。

パソコンと電話

正しく記憶している訳ではないのだが、劇中でパソコンや電話が使われているシーンを見かけなかった。(僕の記憶による、要検証) パソコンや電話というのは、時代によってその形が変化し、劇を古びさせる要因にもなるのだが、それを一切登場させずに物語を成立させたのだとしたら、素晴らしいなと思った。ノートの形は少なくとも100年は変わらないだろうからね。

信念

信念がないと科学は続けられない。ないしは、信念がなくなった人は科学者ではない。

自分は賢いという信念、自分は何かを発見するんだという信念、そういうのがない人は、科学者には向いていない。 事実を見つめ、因果関係を考えることも大切だけれど、最後にアオヤマ君がつぶやいていた「信念」というのは科学者にとって必要不可欠な要素なのである。