同人誌即売会、僕(一般参加)的目線からのコメント
これまで、10年近くにわたり同人誌即売会に参加してきた。 多くの即売会を見て、何百冊も購入する中で、買う側の視点で色々思うことが溜まってきた。 そこで、僕が一般参加の目線で何を見て何を感じているのか、少しまとめておきたい。 10年後には様々な進歩もあり、また別の感想が生まれるだろう。
サークルスペースで明記されていると有り難いもの
- 新刊 か 既刊 か (または発行年月日 または発行イベント名)
- 簡単な内容、二次創作なら作品名とカップリング
- 内容をアピールする表紙 表紙詐欺大歓迎
- サークルのスペース番号と記号
- サークル名と作者名(ペンネーム)の両方
- 大きな字・高コントラストで
新刊 or 既刊
新刊 か 既刊か(もしくは発行年月日)を本の外に書いてくれていないサークルさんがちらほらいる。 新刊と書いているのに、過去のポップを流用しているのか、その日が売る初日ではない場合もある。 発行日はその本を手に取って、奥付を見れば分かるので、これらの情報を見えるところに書かなければいけないというわけではない。 だが、書いておいてくれているととてもありがたい。
発行日がすぐに分かるようになっていれば、気になるサークルで、僕が過去に参加したイベント以降に発行した本を全部買う、などという買い方もできるようになるのだ。
簡単な内容、二次創作ならタイトルとカップリング
本のタイトル、媒体名(オリジナルか二次創作ならそのタイトルやカップリング)、小説か漫画かイラスト集かなど、簡単な説明などを書いてくれるととてもありがたい。 書いていなくてもその本を手に取って中身を見れば分かるから問題はないが、やはりあるとうれしい。
表紙
表紙は重要だ。とにかく重要だ。僕の購買のきっかけの9割は表紙と言っても過言ではない。気になる表紙の本はまず手に取るようにしている。表紙詐欺大歓迎である。 表紙を頑張ってくれている作家さん、本当にありがとう。そして、これからもよろしくお願いします。
サークルのスペース番号と記号
スペース番号や、島の記号を、目に付くところに書いてくれているサークルさんは意外と少ない。 なくても、この机の端から何番目だからこのサークルのスペース番号は・・・と考えればよいし、サークル名やペンネームで識別すれば良いのだけれど、あれば助かるということもある。大手さんは書く傾向にあるよね。
サークル名と作者名(ペンネーム)
ポップ・ディスプレイでも、同人誌の裏表紙でもいいので、サークル名と作者名(ペンネーム)をアピールしていただきたい。 最近、同人誌の裏表紙にサークル名やペンネームを登録名のママではなくローマ字表記にして書くのが流行っている。 僕はローマ字表記を読むのに慣れていない。登録名をそのまま書く形式が流行ってくれると個人的にはうれしい。
大きな字・高コントラストで
ポップを作る時、デザインを実物大にしたら、いちど3メートルほど離れて見て欲しい。その字の太さ、字の大きさ、コントラストで本当に大丈夫かと確認してほしい。それなりに大きい字、高コントラストというのは、僕みたいに視力の低い人でも遠くから読めるので、とてもありがたいのだ。目に入るだけで新しい可能性も広がるので、ぜひ気にかけてほしい。
僕向け
個人的にいくつかの心がけをしている。
- 相手の目を見て買う、買ったあとに「ありがとう」と言う
- サンプルを見るときは汚さない、折り目を付けない、そおっと見る
- 迷ったらサンプルを見る、迷ったら買う
- 列のないサークルを優先する
- 小規模なイベントなら全サークルをくまなく見る。大規模なイベントなら関連の島をくまなく見る
- 人が多いときには挨拶に行かない、自分の挨拶で他の人が買ったり見たりするのを邪魔しない。挨拶の際はツイッターのプロフィール画面を見せる。
- サンプルを見るときも2列になるようにし、隣のスペースにはみ出さない
- 他のサークルの列で邪魔されてしまっているサークルは、体をねじ込んででも見に行く
今後とも、サークルの皆さんの参加と頒布を心から楽しみにしています。