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びしょの日記 (vipshota’s diary)

これはショタコン的視点からの雑多な日記帳です。まじめな記事が5割、ふまじめな記事が5割でできています。将来黒歴史になる予定です。

「広告業界という無法地帯」の議論

まじめな記事

monthly-shota.hatenablog.com

 

あまりにも発想が幼稚すぎて最後まで読めなかった。読めた箇所までで議論しよう。

自社の工場を動かす会社なら、製造量を制限して「はい、ここまで」と電気を消して、社員を帰らせれば済むかもしれない。

まず、製造業を舐めていて気分が悪かった。僕は製造業には所属していないが、製造業だって一つのミスや納期の遅れで数億円の損失が出ることじゃあるんじゃなかろうか。それに、製造業って物を作ってハイ終わりじゃないんだよ。

 

僕がいた頃でも、「残業は月○○時間まで」、「夜十時以降の残業をする際は、上長の承認を事前に受けること」などといった非現実的な規則が導入されていった。夜九時に営業から電話があって、「あの件、変更になった! 明日までに代案を出せって!」と言われたりしたなら、「上長の許可が得られませんので対応できません」と答えろとでも言うのだろうか。それを営業はクライアントにどのように伝えるというのか。また、営業は、そう言うコピーライターに次に仕事を頼みたいだろうか。

 

事案が変更になったら、代案を出すには時間がかかり、翌日にはできないのは当たり前。営業ができると言うからクライアントがつけあがる。それだけじゃん、ハイ終わり。ほんと、これで終わりなんだよ。

 

広告業をライフラインか何かと勘違いしてるんじゃなかろうか。広告で人は死なない。一方、電気が長期間止まったら人が死ぬ。だから、大震災等で大規模な停電が起きたら必要に応じて非常用電源等の設計をしているし、復旧のためには社を超えての応援体制が構築されている。これが、リスクマネジメントというやつだ。

 

プロジェクトや事業が失敗しないようにリスクマネジメントするのが上司の役目で、いろんな安全係数をかけて人員配置するのも上司の役目で、それでコストが上がってもしょうがなくて、最後にプロジェクトがぽしゃったら責任取るのは上司の役目なんだが、電通にはそういう意味での上司はいないようだ。これは僕の予想だけれど、事業が失敗しても本当に人が死ぬわけじゃないから、本当のリスクマネジメントを学ぶ機会がなかったんじゃないだろうか、と。

 

労働基準を無視してまで働いて良いのはごく一部の知的労働者だけだ。多分、コピーライターはこの知的労働者に入るのだろう。ただ、多くの一般社員(サラリーマン)が労働基準を無視するのはもってのほかだし、裁量労働制になっている知的労働者であったとしても命を削って行うほど仕事には価値はない。

 

仕事はあくまでも仕事だ。人を殺しても優先される仕事などというのは絶対にない。これは、いかなる業種、業界においても絶対にない。100億円の案件が吹っ飛ぼうが、命より大切なものはどこにもない。

 

大手企業がこんなだから日本が暗くなるんだろう。昔みたいに社会全体が成長を続けていたなら、こういう働き方もありだったのかもしれない。しかし、今の日本は昔のように大きな成長を見込めない。むしろ経済規模は縮小する傾向にある。そんな中でこの働き方は無理だ。夢も希望もない。

 

こんなのを子供たちが見たらどう思うのか、絶望しか感じないと思うんだが、エリートの方々は目先の利益だけを考えずに、もっと将来を見据えてくれませんかね。子供たちは、ちゃんと見てますよ。子供たちが夢を見て希望を持てる社会、それを描くのが広告業の務めの一つではありませんか。